こむら返り
ふくらはぎの筋肉が
ギュッと痙攣(けいれん)するこむら返り。
多く聞くのは、寝ている時のこむら返り。
「こむら」はふくらはぎのことを言います。
このこむらが強く異常に収縮して起こります。
「つる」という症状は
ふくらはぎだけではなく
足の指や足の裏がつったりもします。
太ももがつるケースもあります。
太ももがつるとものすごい痛いので
どうすればいいのか分からなくパニックに陥る時もあります。
ふくらはぎであれば簡単に伸ばせるのですが。
手の指や手のひらが同じように痙攣する事もあります。
ではなぜこの筋肉の痙攣が起こるのか?
その理由は主に
「筋肉疲労」
「脱水」
「血流不足」
「冷え」
といったものがあります。
筋肉疲労は分かりやすいと思います。
筋肉が異常に緊張して
固くなってしまっている状態です。
張っているとも言います。
そして、脱水は
大量に汗をかいた時にこむら返りした経験ある方は多いと思いますが
汗をかくことでカルシウムやマグネシウムといったミネラルが不足してしまい
筋収縮や代謝に関わる物質が筋肉の安定性を脆くしています。
血流不足も
栄養と酸素が筋肉に行き届かない状態なので
筋肉が酸欠でしっかりと働いてくれていません。
収縮したり伸びたりと正常な働きができなくなります。
痛みを感じる時も酸欠状態が起きています。
寝ている時によくこむら返りが起こるのは
足の甲とスネが一直線にまっすぐになる時間が長いので
筋肉が拘縮を起こしやすい状態が続いています。
感覚器官も鈍くなってしまうのもあり、
そこで上記の「原因」が絡まりあっていると痙攣しやすいのです。
寝ている時は
体温も下がり、身体を動かしていないので
血流がストップしている(もちろん完全にはストップしません)ので
硬い筋肉は一瞬で異常に収縮しやすい状態です。
また、「糖分の過剰摂取」も
こむら返りが起こりやすいとされています。
さらに
こむら返りが起こる原因として
他には、病気が起因しているケースもまれにあります。
糖尿病や肝硬変、
甲状腺機能低下症や副甲状腺機能低下症といった疾患、
薬剤の副作用(高血圧症・脂質異常症・ぜんそく・抗ガン剤・ホルモン剤など)
でも引き起こされる場合があります。
病気のサインのケースがあるので
長くこむら返りが続くのであれば
一度病院で診察を受けるといいと思います。
それ以外の場合では
主に筋肉の影響なので
筋肉をいい状態にしてあげなくてはいけません。
ふくらはぎの筋肉(腓腹筋、ヒラメ筋)が
強く緊張しているのは理由があるのです。
サボッている筋肉、つまりは働いていない筋肉がいるために
ふくらはぎの筋肉が頑張り過ぎているのです。
頑張りの負担を減らすために
関節を守ってくれている腓骨筋や後脛骨筋という筋肉を
ちゃんと働かすようにしてあげるのです。
それだけでふくらはぎの負担は大きく減少します。
道しるべでは
それら関節を守っている筋肉にアプローチして
ふくらはぎの負担を減らして柔らかくする施術を行っています。
もちろんご自身でできるセルフケアもありますので
ご指導させていただきます。